漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



その現状をいち早く目の当たりにした葛原と滝沢の手が止まり、みるみる顔色が変わっていく。



何?


何が起きてるの?



恐る恐る、その方向に顔を向けると……



「うっせーんだよ。ギャーギャー騒ぐんじゃねぇよ雑魚が」



─────え



「ほーら。そこで寝てた方が身の為だよー」



─────うそ



「おら。うちの可愛い天使ちゃんに少しでも触った奴、自己申告しろっつってんだよっ!
あーもう面倒くせっ。テメーら全員殺っとくか」



─────うそだ……


だって……



だって…………



あたしは…………




その人達は、あたし達の姿を見付けると、



「いたーーっ!!茉弘ちゃーーん!!!」



もの凄く嬉しそうにこちらに手を振ってくる。


その間にも鷹牙の連中が攻撃を仕掛けてくるが、それを簡単にかわしては、その場に沈めていく。



──強い。


この人達、こんなに強かったんだ……。



太一……


春馬……


直……



ねぇ?


何で、ここに居るの?