漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



すると、突然幹部室のドアが開いて、ドタバタと太一が駆け込んでくる。


「おい!まだかよ!そろそろ待たせるのも限界だぞ!他の族の幹部も来てんだ!いい加減にしろ!」


「茉弘ちゃん~~~~!!!」



ううぅ……。


そんな事言われても……。



「…………。今日は、止めておきますか。」



「!!??」


恭のその一言に、一同騒然。


「な、何言ってんの!?恭!!
こんだけ人集めて、同盟のとこの幹部まで来てて、それは不味いって!!」


春馬が、青い顔でパニックになりながら言う。


「そうですか?どうにかなるでしょ。俺が腹壊して出て来られないとでも言っておいて下さいよ。」


「何それ!む、無理だよ!そんな見えすいた嘘!!そんな事したら恭の体裁が悪くなるんだよ!?」


「俺の事なら、後でどうとでも出来るからいいんですよ。
こんな大事な事、無理矢理させて何の意味があるんですか。」



……恭……。



「恭の言ってる事は分かるけど……ただでさえここの所内輪でゴタゴタしてるのに、そんな事したら幹部の信用問題に関わってくるんだよ?」


「言いたい奴には、言わせておけばいいんですよ。」


そう言って恭は目を瞑る。


「恭っ!」