漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



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「どーも。」



ザッザッという音ととも近付いてくる足音。


俺は、人気のない路地裏でそいつと待ち合わせていた。






あの大暴走の後、自分の部屋に着いた俺のスマホに丁度一件の着信があった。



栗山 恭からの着信だった。



あの一瞬で、俺の番号を覚えたのはさすがだと思う。



どうやら、頭が良いという噂は本当のようだ。



俺は、趣旨は話さずにここで落ち会う事だけを栗山に提案した。



栗山は特に何かを問うわけでもなく、簡単にそれを承諾した。




将生さんの目を盗んで、栗山とこの路地裏で落ち会うのはそう容易なことではない。



将生さんは誰一人信用していない男だからだ。



副総長である俺でさえも。




将生さんは常に仲間の裏切りを警戒している。



そして、その裏切りを見付けた時には、もちろんただでは済まない。



"元"仲間なんて情はさらさらあるはずもなく、非情なまでの制裁を加える。



だから俺は、細心の注意を払ってこの場所を選んだ。