漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】


将生さんが目の敵にして、敵対している相手がどんなものか知りたかったというのもそうだけど、



自分の姉ちゃんの今いる場所が、どんなものかをこの目で確かめたい。



俺はそんな気持ちが強かった。



俺の為に、敵の陣にスパイとして潜り込んだ茉弘が、



その心を痛めながら騙して、



きっと本気で愛してしまって、



でも、いつかは裏切らなきゃいけない相手。



それがどんな奴なのか、俺は見極める必要があった。



そんな茉弘を姫にした"栗山 恭"が、一体どんな奴なのか。



結果茉弘を傷付けるような奴なら、力ずくても茉弘に今の計画を止めさせなければならない。



俺はそう思っていたんだ。