漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「潤が……葛原と居たいならそうすればいい。三豪会の組員になりたいならそうすればいい。

だけど……それは、誰かの犠牲にじゃなく。自分の意思でして!」


あたしが分かった!?と言って潤に詰め寄ると、潤は初めてその瞳を揺らした。


そして、ちょっと困った顔をして、


「俺だって……」


と呟いた気がするが、あたしは上手く聞き取れない。


まだ文句あるの!?と首を傾げていると、


「……とにかく、ちょっと落ち着いてくれる?多分もう少しだから、頼むから大人しくしててよ」


と、潤に懇願される。


「……??」



もう少し?


って何が??


そう潤に聞こうとするも、その言葉は乱暴に開けられたドアの音によって遮られた。



「おい潤っ!!!」


入って来たのは酷く焦った様子の葛原で、潤に近付いて来るなり胸ぐらを掴んで引き寄せる。