漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】





「絶対いや!!!絶対無理っ!!!」


「だーー!!茉弘ちゃんっ!!頼むから!!マジでもうみんな集まってるんだって!!!」


あたしは、焦る春馬をよそに、幹部室のベッドで毛布を被る。



断固ここから動かない!


断固っ!!



昨日、百合さんから御披露目の内容を聞いた。


姫が出来たら、まず仲間全体で姫を守る決意を固める儀式?をするらしい。



分かる!


理屈は分かる!!



だけど、問題はそこじゃない!


まず、集まる人の数!!


ざっと900!!!


煌龍だけじゃなく、同盟を組んでいる族の幹部も来るらしい。


900って……あたしは、煌龍を舐めていた……。


そんなに仲間がいるなんて、予想外。


ていうか、いくらこの倉庫大きいとはいえ、入りきるんですか!?


中学校の卒業式に、全校生徒の前で卒業証書貰うのだって、緊張して吐きそうだったのに!


900とか……900とか……あぁ、今から目眩が……。



あと、もっと重大な問題がある。


これだけは絶対に嫌だ。


絶対に。



「そんなに俺とキスするの嫌ですか?」