あなたの香りも、
あたしに触れる温かい手も、
あたしの名前を呼ぶ少し低くて優しい声も、
全部、全部、大切だった。
出来ることなら、ずっと一緒にいたかった。
あなたのあの優しい笑顔を、
ずっと、ずっと、
見ていたかった……。
大好きです。
これからどんな事があろうと、
あたしはずっとあなたが大好きです……。
────おかしいな。
結構色々情報集めたはずなのにさ。
溢れてくるのは、みんなへの想いばかり。
みんなの……恭の……笑顔ばっかりだ。
「おい?まさか、一つの情報も得られなかったなんて、バカな話はないよなぁ?」
そう言って葛原は笑うが、目の奥は全く笑っていない。
その隣で、潤は黙ってあたしを見ていた。



