そして……恭。
あたしは、ゆっくりと目を開ける。
クリスマスの日、恭から貰ったネックレスに服の上からそっと触れる。
じんわりと胸が熱くなった。
ねぇ恭。
あなたは、あたしのヒーローでした。
悲しみを抱えながらも尚、みんなの上に立ち続けるあなたの姿は、
いつも、強くて、優しくて、輝いていた。
あのね。
あたし、後悔してないんだ。
あなたとの出逢いは、計画の内で、
決して運命的なものではなかったかもしれない。
だけど、あたしにとっては奇跡だったんだ。
出逢えたのがあなただった、
ただそれだけで、十分奇跡だった。
あなたに出逢って、
恋をして、
想いが通じ合って。
あたしは初めて、"人生捨てたもんじゃないな"って思うことが出来たんだよ。
"幸せ"ってものを初めて知ったんだよ。



