漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



──────太一。


太一は、乱暴で口が悪くて、おバカで。


凄く凄く素直な人。


何で恭が太一にだけ心を開いたのか、分かる気がするよ。


恭の事にしても、百合さんの事にしても、太一は偏見で物を見なかった。


太一の飾らなくて、実直な性格は、時に人の心を救うんだ。


心を偽っていたあたしは、そんな太一の性格が、時として羨ましかった。


そして、自分の汚さを突き付けられているようで怖かった。



自分の思った通りに真っ直ぐ突き進むあなたに、

あたしは少し憧れていたのかもしれない。




─────百合さん。


百合さんは、さばさばした性格だけど、実は凄く繊細で優しい人。


あたしにとっては、お姉さんのような存在でした。


過去に虐待をされていたというトラウマを抱えながら、あの太陽みたいな笑顔で笑うことの出来る百合さんは、凄く凄く強い人なんだと思いました。


あたしは、そんな百合さんが大好きです。