漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




だんだんと意識がハッキリしてくる。


あたしは今、冷たいコンクリートの上に横たわっているようだ。


手も足も動かない。


きつく何かで縛られている。


「っ……!」


体を起こそうとして動くと、後頭部の辺りに激痛が走る。



いったぁ……


あぁ、そっか。


あたし何かで頭を思い切り殴られたんだ。


そこで意識を失って………………


!!!



「……っ恭!」


恭は?


恭達はどうなったの?


倉庫のガラスの割れる音が、まだ耳に残っている。


あれは、鷹牙が奇襲をかけたんだ。


きっとタダじゃ済まない。


「みんな……」


どうしよう……


みんな……


みんなごめんなさい……。


どうか、どうか、無事でいてっ……。