「みんな……ありがとう。」



恭……嬉しそう。


良かった。


本当に良かった。




「さぁー!!さっそく野郎共に召集かけるぞ!!!恭っ!御披露目は明日でOK?」


「あぁ。大丈夫です。頼みますね。春馬、直。」


春馬と直は、スマホを耳に当てながら幹部室から出て行く。



???



ちょくちょく耳にする"御披露目"と言う言葉。


一体何の事なんだろう?



「茉弘っ。」


柚菜さんの時と同様、百合さんに肩をガシッと掴まれる。


「マジで御披露目キツいから、覚悟しときなっ。」


「???何が??というか、御披露目って何??」


あたしが首を傾げると、百合さんが驚いた顔をする。


「恭!!茉弘に話してないの!?」


「……あぁー。ちょっと、話すタイミングが~……。」


気まずそうに、目を反らす恭。



何か……嫌な予感がする。



「茉弘。御披露目ってのはね……ゴニョゴニョ」