漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




さっきまで寝ていたはずのみんなは目を覚ましていて、立ち尽くすあたしを見ていた。



───コイツハ、ウラギリモノ



そこには、百合さん、太一、春馬、直も居て、みんなと同じ目をしている。




あぁ……。



終わった。



全てが終わった。



さっきまでの楽しい時間が嘘のように。



さっきまでの幸せな時間が嘘のように。




大丈夫。


覚悟はしてた。


ただ少し、思ったよりも早かっただけ。




あたしは、みんなに深く頭を下げる。



その間にも、葛原は残酷な言葉を吐き散らす。


『茉弘。早く戻って来い。俺は待ちくたびれたぞ?
もういいだろ?十分に作戦は全うしたはずだ。早く俺の所に戻っておいで?』



は。


最悪だこいつ。


あたしも……最悪だ。



あたしは、みんなの視線の中、ゆっくりと出口まで進む。