さっきまで寝ていたはずのみんなは目を覚ましていて、立ち尽くすあたしを見ていた。
───コイツハ、ウラギリモノ
そこには、百合さん、太一、春馬、直も居て、みんなと同じ目をしている。
あぁ……。
終わった。
全てが終わった。
さっきまでの楽しい時間が嘘のように。
さっきまでの幸せな時間が嘘のように。
大丈夫。
覚悟はしてた。
ただ少し、思ったよりも早かっただけ。
あたしは、みんなに深く頭を下げる。
その間にも、葛原は残酷な言葉を吐き散らす。
『茉弘。早く戻って来い。俺は待ちくたびれたぞ?
もういいだろ?十分に作戦は全うしたはずだ。早く俺の所に戻っておいで?』
は。
最悪だこいつ。
あたしも……最悪だ。
あたしは、みんなの視線の中、ゆっくりと出口まで進む。



