突然目の前に広がったのは、深い深い闇。
「なっ!何っ!?」
「シッ!」
恭が胸にあたしを押し付ける。
「嫌な感じがする」
え?
嫌な感じ?
何?
恭何を言ってるの?
「茉弘。俺から離れないで。絶対に。声も出しちゃダメだ」
辺りが暗くて恭の顔は全く見えない。
だけど、その声から事の深刻さが伝わってくる。
……これは……停電?
ううん。
そんなわけない。
だって、窓の外は……明るい。
…………え?
何で、明るいの?
近くに街灯なんてないはず……。
───────キーーーーーン!!
「……っ!」
鼓膜を突き破るような嫌な機械音がして、咄嗟に耳を押さえる。
『はーーぁい♪every one☆』
「!!??」



