愛してるって……!!
そんな言葉本当に言う人いるの!?
あたしの顔は、今にも火を吹きそうなくらい一気に熱を帯びる。
「愛してる。」
「うっ……」
「愛してるよ。」
「ちょっ……も、もう、わかったから!」
何回言うのよ!?
そう言おうとした時、恭の手があたしの後頭部に回され、恭の唇があたしの唇に重なる。
「……んっ……ふ」
恭の柔らかい唇が、あたしの唇を弄ぶ。
少しお酒の味がする。
でも、不思議と嫌じゃない。
それどころか、ぼうっとする頭の片隅で、"もっと"と思っている自分がいる。
恭の体重が乗っかってきて、ゆっくりとあたしの体がソファーに倒れ込む。
その拍子に、そこにあったテレビのリモコンを押してしまったらしい。
パチッとテレビがついて、年越し番組がカウントダウンをし始める。
『後5秒~!4、3、2、1……』
「茉弘。来年も宜しくね」
恭は、あたしに額をくっつけて愛しそうに微笑みながらあたしを見た。
「うん……」
『ハッピーニューイヤー!!!!!』
─────バチンッ
「きゃっ……」



