漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



愛してるって……!!


そんな言葉本当に言う人いるの!?


あたしの顔は、今にも火を吹きそうなくらい一気に熱を帯びる。


「愛してる。」


「うっ……」


「愛してるよ。」


「ちょっ……も、もう、わかったから!」



何回言うのよ!?



そう言おうとした時、恭の手があたしの後頭部に回され、恭の唇があたしの唇に重なる。


「……んっ……ふ」


恭の柔らかい唇が、あたしの唇を弄ぶ。


少しお酒の味がする。


でも、不思議と嫌じゃない。


それどころか、ぼうっとする頭の片隅で、"もっと"と思っている自分がいる。


恭の体重が乗っかってきて、ゆっくりとあたしの体がソファーに倒れ込む。


その拍子に、そこにあったテレビのリモコンを押してしまったらしい。


パチッとテレビがついて、年越し番組がカウントダウンをし始める。




『後5秒~!4、3、2、1……』





「茉弘。来年も宜しくね」


恭は、あたしに額をくっつけて愛しそうに微笑みながらあたしを見た。


「うん……」






『ハッピーニューイヤー!!!!!』
























─────バチンッ




「きゃっ……」