まだ状況が呑み込めないあたしがオロオロとうろたえていると、
「少しじっとしててくださいね。」
と言って、すぐ近くまで恭の顔が近付いてくる。
「ちょっ……」
ち、近いっ!
キスされてしまうんじゃないかと思って、思わず肩がすくむ。
こ、こんな人前で!!
何なに何なのーーー!?
ギュウッと目を瞑って構えていると、
「はい。出来ました」
と言って、恭との距離が広がったのが分かった。
恐る恐る目を開けると、そこには愛しいものでも見るように目を細めてあたしを見る恭の姿。
「良かった。似合ってます」
そう言って恭は、あたしの鎖骨辺りにそっと触れる。
あたしもそこに触れてみると、冷たい金属のような物が手にあたる。
見てみると、トップの部分がハートになっていて、小さなダイヤが施されているネックレスだった。
凄く可愛いっ!
「恭これっ……」
「男ってのは、何でこういう物を贈りたくなるんですかね」
恭の手があたしの頬を撫でる。



