鷹牙の後に続いて次々に他のグループが出発していった。
あたしは俊太達と共に、ぎゅうぎゅうに群れた雑踏の中でそれらを見ていた。
「あ。聖也さんのとこっすよ。」
出てきたのは、黒い布を被り顔を隠した集団。
沢山の飾りが付いた一際ゴージャスなそれを被った一人に、黒い集団がついていく。
その集団は、自分のバイクの所に着くと、爆竹のような凄い音と共に、ばっ!と被っていた布を空に放り投げる。
…………っ!
凄くかっこいいっ!!
現れたのは、聖也さん率いる聖蘭のメンバーだ。
聖也さんの後ろには光輝さんもいる。
"聖蘭"という刺繍を施した、パープルの特攻服にみんな身を包んでいる。
鳥肌が立つような大歓声の中、投げキッスを振り撒く聖也さんを筆頭に、あっという間に走り去って行った。
「さすが聖也さん。やることが派手で一種のエンターテイメントっすよね」
「……うん。確かに。」
出発一つで、こんなに族の色が出るんだ。
何だか面白いかも。
「さぁ。いよいよ次っすよ!」
「え?」



