漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】






鷹牙の後に続いて次々に他のグループが出発していった。


あたしは俊太達と共に、ぎゅうぎゅうに群れた雑踏の中でそれらを見ていた。


「あ。聖也さんのとこっすよ。」


出てきたのは、黒い布を被り顔を隠した集団。


沢山の飾りが付いた一際ゴージャスなそれを被った一人に、黒い集団がついていく。


その集団は、自分のバイクの所に着くと、爆竹のような凄い音と共に、ばっ!と被っていた布を空に放り投げる。



…………っ!


凄くかっこいいっ!!



現れたのは、聖也さん率いる聖蘭のメンバーだ。


聖也さんの後ろには光輝さんもいる。


"聖蘭"という刺繍を施した、パープルの特攻服にみんな身を包んでいる。


鳥肌が立つような大歓声の中、投げキッスを振り撒く聖也さんを筆頭に、あっという間に走り去って行った。


「さすが聖也さん。やることが派手で一種のエンターテイメントっすよね」


「……うん。確かに。」


出発一つで、こんなに族の色が出るんだ。


何だか面白いかも。



「さぁ。いよいよ次っすよ!」


「え?」