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「ところで恭、茉弘ちゃんて姫になるんだよね?」


春馬が、袖で涙を拭いながら恭に聞く。


「そのつもりです。」


恭は、ニッコリ笑って答える。


「えええぇぇぇ!?!?」


「直、煩いよ。」


「ま、ま、ま、ま、茉弘ちゃんて……恭と……そうなわけ!?」


「え?今更?」


春馬が、呆れた顔で直を見る。


「だ、だ、だ、だって、恭!そういうんじゃないって言ってたじゃんか!!」


「いつの話よそれ。茉弘が初めてここに来た時じゃないの?」


百合さんも溜め息を付きながら、呆れたように言う。


「な、何だよそれ!!俺密かに茉弘ちゃん狙ってたのに!!!やっぱりそうなんじゃねーか!このムッツリ助平!!」


「「いや、全然密かにじゃないから。」」


百合さんと春馬がハモる。