漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



族の勢力からしても、鷹牙はうちと変わらない勢力を誇る。


ということは、同じ位に出発するはず。


恭と葛原が対面してしまう……。



背筋に悪寒が走る。



「……っ!あたしも行くっ!!」


咄嗟に恭の服を掴むと恭は一度驚いた顔をするが、すぐに優しく微笑んで、


「だーめ。茉弘はここに居てください。
じゃないと、太一達の頑張りが無駄になる」


と言って、あたしの頭をくしゃっと撫でる。



何それっ!!


もうさっきから、言ってることがよく分からないんですけどっ!!


「心配しなくても、大丈夫ですよ。
鷹牙はもうすぐ出発ですから」



え?


だって、鷹牙は煌龍と同じくらいの勢力のはずじゃ……



「キャーッ!!!鷹牙よっ!!!」


「潤さんだっ!!」



黄色い声援が聞こえて振り替えると、紫の特攻服を着て横一列に並んだ……