族の勢力からしても、鷹牙はうちと変わらない勢力を誇る。
ということは、同じ位に出発するはず。
恭と葛原が対面してしまう……。
背筋に悪寒が走る。
「……っ!あたしも行くっ!!」
咄嗟に恭の服を掴むと恭は一度驚いた顔をするが、すぐに優しく微笑んで、
「だーめ。茉弘はここに居てください。
じゃないと、太一達の頑張りが無駄になる」
と言って、あたしの頭をくしゃっと撫でる。
何それっ!!
もうさっきから、言ってることがよく分からないんですけどっ!!
「心配しなくても、大丈夫ですよ。
鷹牙はもうすぐ出発ですから」
え?
だって、鷹牙は煌龍と同じくらいの勢力のはずじゃ……
「キャーッ!!!鷹牙よっ!!!」
「潤さんだっ!!」
黄色い声援が聞こえて振り替えると、紫の特攻服を着て横一列に並んだ……



