漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




「恭……ごめんね。あたしは大丈夫だから……。本当だからっ……」


あたしの肩に項垂れる恭の頭を、あたしは両腕で包み込む。



こんなに弱々しい恭初めてだ……。


本当に本当にごめんね。


恐かったよね。



「許さない。」


「……………………へ?」



急にガシッと恭の手があたしの手を掴んだかと思うと、そのまま壁際まで追いやられる。


「わっ!わっ!わっ!き、恭っ!?」


そして、恭が手のひらをあたしの顔の横の壁に勢いよくつく。



こ、これが壁ドンてやつか……て!!


そんなの堪能してる場合じゃない!!!!



目の前の恭の顔は、物凄く…………


怒ってる!!!!!



「あっうっ……」


「そんな怯えたって許さないよ?

俺、あれほど言ったよね?離れるなって」