漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



昔はあたしが撫でてあげる方だったのにな。


あたしは、いつからこんなに弱くなったんだろう。


ううん。


潤は、いつからこんなに頼もしくなったんだろう……。





「話戻るけど、茉弘何でこんなとこ一人でうろついてんの?ダメじゃん。あの煌龍の姫っていう自覚ある?」


「潤……知ってるの?あたしが姫になったって」


「知らないわけないでしょ?一応俺、鷹牙の副総長だよ?」



そうだった……


潤は、煌龍と敵対している暴走族、"鷹牙"の副総長。


敵である煌龍の動向を知らないわけがない。


「聞いたよ。御披露目での話」


「うっ……」


「バラバラになりそうだった、何百人もの奴等を一喝して黙らせたそうじゃない」


「あ、あれは……ね。うん。まぁ、色々あってね……あはは」