昔はあたしが撫でてあげる方だったのにな。
あたしは、いつからこんなに弱くなったんだろう。
ううん。
潤は、いつからこんなに頼もしくなったんだろう……。
「話戻るけど、茉弘何でこんなとこ一人でうろついてんの?ダメじゃん。あの煌龍の姫っていう自覚ある?」
「潤……知ってるの?あたしが姫になったって」
「知らないわけないでしょ?一応俺、鷹牙の副総長だよ?」
そうだった……
潤は、煌龍と敵対している暴走族、"鷹牙"の副総長。
敵である煌龍の動向を知らないわけがない。
「聞いたよ。御披露目での話」
「うっ……」
「バラバラになりそうだった、何百人もの奴等を一喝して黙らせたそうじゃない」
「あ、あれは……ね。うん。まぁ、色々あってね……あはは」



