漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



「久しぶり」


潤だっ!


潤だっっ!!!





────パッカーン!!!




「いった……何すんの茉弘……」


「何すんのじゃないっ!!何であんたはいっつも心臓が止まりそうな現れ方すんのっ!」


「だって、人前で話すわけにはいかないでしょ……」


潤は、あたしに思い切り叩かれた頭を擦りながらブツブツ言っている。



あぁ……この感じ……潤だ……。



前に潤と別れたとき、もう次会える保証はないと思った。


だから、またこうやって潤に会えた事が凄く嬉しい。


鼻の奥の方がツーンとして、何か温かいものが込み上げてくる。



「……また泣く」


「……泣いてない」



潤は、何も表情を変えずにあたしの頭を撫でる。