最後に会ったときよりも、その色素の薄いふわふわの髪が伸びた潤は、何だか大人っぽさが増したように感じた。
男の子の成長って早いんだろうな。
この何ヵ月で、少し体格もよくなった気がする。
でも、相変わらずのその綺麗に整った顔立ちは、見るものを惹き付ける魅力がある……
我が弟ながら目が奪われる。
潤はあたしに気付く事なく、人混みの中に消えていく。
やだっ!
見失うっ!!
声を掛けなきゃ!!
体が自然と駆け出しそうになって、はっとする。
あ。
そうだ。
恭に離れないよう言われてるんだった……
恭の方をチラッと確認する。
まだ、さっきの人と話してる。
「…………」
長くなりそう……だよね。



