漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】




「うわっ!あれヤバくない!?」



「超イケメンじゃん!去年あんなのいた!?」



聞こえてくる黄色い声に目を向ける。


こんな所に女の人……?


それも、それぞれが派手な装い。



あぁ、そっか。


暴走族って男の人だけじゃないんだよね。


いわゆる、レディースってやつ?


意識して見ていなかったから分からなかったけど、辺りを見回すと女の人も結構まばらにいる。


そんな女の人達は、皆頬を染めながら同じ方向に視線を向けている。


不思議に思ってあたしもそちらに視線を向けると……



────ドクン


心臓が大きく脈を打つ。



「…………潤…………」



間違いない。


見間違えるはずがない。