「うわっ!あれヤバくない!?」
「超イケメンじゃん!去年あんなのいた!?」
聞こえてくる黄色い声に目を向ける。
こんな所に女の人……?
それも、それぞれが派手な装い。
あぁ、そっか。
暴走族って男の人だけじゃないんだよね。
いわゆる、レディースってやつ?
意識して見ていなかったから分からなかったけど、辺りを見回すと女の人も結構まばらにいる。
そんな女の人達は、皆頬を染めながら同じ方向に視線を向けている。
不思議に思ってあたしもそちらに視線を向けると……
────ドクン
心臓が大きく脈を打つ。
「…………潤…………」
間違いない。
見間違えるはずがない。



