漆黒の闇に、偽りの華を②【完結】



恭の声にはっと我にかえると、恭があたしの顔を覗き込んで心配そうな顔をしている。



「……恭……」


「ぼーっとしてましたよ?大丈夫ですか?」



「ご、ごめんっ……何か、人混みに酔ったかも」



「大丈夫か?うちのもんで車で来てる奴おるで?一回そこで休んどくか?」


光輝さんも心配そうにあたしを見る。


「だ、大丈夫です。すぐに良くなると思うから。本当少しだけだし……。

あれ?恭。それよりも、太一達は?」


誤魔化すつもりで言ったはずだったけど、そういえば本当に見当たらないことに気付く。


確か、倉庫を出る時は一緒のはずだったのに……


「あぁ。太一達なら大丈夫です。俺らより先に着いて、色々根回ししてくれてると思います」





根回し?