恭の声にはっと我にかえると、恭があたしの顔を覗き込んで心配そうな顔をしている。
「……恭……」
「ぼーっとしてましたよ?大丈夫ですか?」
「ご、ごめんっ……何か、人混みに酔ったかも」
「大丈夫か?うちのもんで車で来てる奴おるで?一回そこで休んどくか?」
光輝さんも心配そうにあたしを見る。
「だ、大丈夫です。すぐに良くなると思うから。本当少しだけだし……。
あれ?恭。それよりも、太一達は?」
誤魔化すつもりで言ったはずだったけど、そういえば本当に見当たらないことに気付く。
確か、倉庫を出る時は一緒のはずだったのに……
「あぁ。太一達なら大丈夫です。俺らより先に着いて、色々根回ししてくれてると思います」
?
根回し?



