蛍と光

「モザイクアート、楽しみだな〜」



『蛍のクラスの喫茶店もある意味、楽しみだよ』



「フフ。絶対に来てね。私が目一杯応援してあげるから。はい、約束」



小指を立てて差し出すとそこにちゃんと絡ませてくれる。



小さい頃からの行動パターンは高校生になった今も変わらない。



それが嬉しくて、気恥ずかしくて、繋がれた手を大袈裟なくらい上下に何度か大きく振ってから離してから話を戻す。



「学ラン貸して」



『いいけど、蛍には大きいんじゃないか?』



そう言いながらクローゼットから出して来てくれたのはついこの前まで光が着ていた制服。



もう必要ないから捨てるって言っていた光に対して、記念にって取っておいてくれたお母さんに感謝。



クリーニングの袋を開けさせて貰い(了承済み)制服の上から羽織る。