蛍と光

『見に来いよ』



「うん!あ、ねぇ、もしかしてカメラ片手に校内をウロウロしている生徒って光のクラスメート?」



『学祭の準備をしている人たちの写真を使って絵を作る予定だから、多分、そう』



「光も撮るの?」



『俺は構想を練る係』



「なんだ。写真撮って欲しかったな」



自分が1つの作品の中にいられたら嬉しいし、それを見つけられたらなお楽しい。


二重に楽しめるモザイクアートに私も参加したかった。



『大丈夫。蛍は有名人だから絶対に誰かが撮りに行くよ』



「有名人って、もしかして…」



『青柳蛍を落とせるのは誰だ、って噂になってる』



やっぱり。


高校に入学してまだ2ヶ月しか経っていないのに、私に告白してきてくれた男子は4人。



1人目は学年問わず人気のある生徒会長を務める先輩だった。