蛍と光


『あのさ、可愛い女の子ってやつは男の前で胡座かいたり、お尻掻いたり、昆虫を捕まえて来たり、男の部屋で寝そべったりしないと思うぞ。蛍に告白したヤツらの目は節穴なのか?』



「節穴でもなんでも好きになってくれたんだよ。そこは本当にありがたいと思ってるの。だからそういう事は言わないで」



理由はなんであれ、告白までしてくれるほど好きになってくれたのは本当に本当に嬉しい。



だから出来れば想いを返してあげたい。


それのに返せない。


それが本当に心痛むし申し訳ないと思っているんだ。



『悪い。ごめん』



「ううん。いいの。大丈夫。それよりこれ。英語の教科書。ありがとう」



『補習は役に立った?』



「役に…立ちそうにないかな」



結局、先生がおかしな事を言い出したせいでその後行われたマンツーマンの補習授業は全く頭に入って来なかった。


あれは完全に時間の無駄。