ダダダダ… 「?」 外が騒がしい。 ダダダダ… 急患? 騒々しい足音は アリスの病室を程なくして 過ぎ去った。 … ! まさか…!? アリスが最悪な予感に 捕われる。 途端、額から 異様な冷たさの汗が 滲み出た …まさか… こんな悪寒、 今まで感じたことの ないような… いや 一度だけ、 一度だけある。 あの日 お母さんが 死んだ、あの日…。