「華美〜!!帰ろ〜笑」

帰る用意をしていると一夏と夏映が

廊下に出て私を呼んでいる。

「待って待って!」

私は急いで用意をして廊下に出た。

「華美おそ〜い。」

「ごめんごめん。行こ!!」

私達はたくさん人がいる廊下を

かき分ける様に抜けて行った。

「いつもの所行く??」

階段を下りながら夏映が言う。

「いいね〜!行こ〜!!」

「ちょ…華美騒ぎすぎ。階段から落ちても知らないよ??」

勢いよくジャンプした私に一夏が慌てながら私の肩を持った。

「へへ。早く行こ!」

暇になったら必ずと言っていいほど

3人で遊びに行く。

それに場所はいつも決まっている。

「ねぇー今日は何にする??」

歩いている2人に問いかけた。

私たちのお決まりの場所はとある

喫茶店みたいな所。

他の喫茶店とは違う。

どちらかと言うとカラオケって

言う方が正しいのかもしれない。