だけど一向に痛みはこない

恐る恐る目を開くと、

幼馴染の春人が息を切らして、一夜の腕を掴んでいた。


「は………る…と……」


春人は、一夜を睨み付けてるめを私に向け、優しく微笑むと、

「まってろ」

と低く甘い声で囁いた。