君と私





病室の目の前で呆然とする私…

目を覚まさない優馬
お医者さんが懸命に処置をしている。

そんなのバカな私でも分かった。
だけど認めたくなかった。


私の手元から、ゆっくりと、

花瓶が、

こぼれ落ちた……







そして、

パリーーーンと音とともに


病室の音に、嫌な機械音が鳴り響いた。


ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー