君と私




「志穂、毎日来なくてもいいのに。
大変だろ?」

「何言ってんの!バカ優馬!いーの。大好きな優馬に毎日会えるほど幸せなことはないよ!」

笑顔で優馬に言うと、優馬は、笑いかけて、私の頭を優しく撫でてくれる。

だけど、最近、私の頭をかすめる、手

もう長くないことを表していた。

体を起き上がらせることも難しくなって、
笑うことも、そして、

最終的には、

息をすることもできなくなるという。