「そりゃ……
あんたにしかない良さが何処かに……
何処かにあるんじゃないの?」
「すみません。
何度も詰まらないでください」
「あんた、誰も好きになったことないでしょう」
未咲は少し考え、
「はい、たぶん」
と答える。
「恋って、そんなものじゃないのよ。
時間とか、相手が莫迦っぽいとか、そんなの関係ないのよ。
見た瞬間に、今まで生きてきてよかったっ、とか思っちゃうのよ」
「すみません。
莫迦っぽいって、私のことでしょうか」
桜はそれには答えない。
「桜さんって、可愛いですね」
と言うと、はあ!? と言われる。
「いや、恋を語るときの大袈裟さがとても可愛らしくて」
「あんた、褒めてんの? けなしてんの?」
いや、真剣に褒めているのだが。
「ところで、桜さん。
まさかそれ、広瀬専務の話じゃないでしょうね」
「悪い?
私は、繊細そうで、インテリな感じの美形が好きなのよ。
専務を見たとき。
ま、あのときは専務じゃなかったけど。
この人に会うために、生まれてきたんだって思ったの」
「はあ、そうですか」
とこれ以上ないくらい気のない返事をしてしまう。
おそらく、自分と桜では、見えている智久の姿が違うのだろう。
神経質で、嫌味な感じの美形に見えるんだが。
あんたにしかない良さが何処かに……
何処かにあるんじゃないの?」
「すみません。
何度も詰まらないでください」
「あんた、誰も好きになったことないでしょう」
未咲は少し考え、
「はい、たぶん」
と答える。
「恋って、そんなものじゃないのよ。
時間とか、相手が莫迦っぽいとか、そんなの関係ないのよ。
見た瞬間に、今まで生きてきてよかったっ、とか思っちゃうのよ」
「すみません。
莫迦っぽいって、私のことでしょうか」
桜はそれには答えない。
「桜さんって、可愛いですね」
と言うと、はあ!? と言われる。
「いや、恋を語るときの大袈裟さがとても可愛らしくて」
「あんた、褒めてんの? けなしてんの?」
いや、真剣に褒めているのだが。
「ところで、桜さん。
まさかそれ、広瀬専務の話じゃないでしょうね」
「悪い?
私は、繊細そうで、インテリな感じの美形が好きなのよ。
専務を見たとき。
ま、あのときは専務じゃなかったけど。
この人に会うために、生まれてきたんだって思ったの」
「はあ、そうですか」
とこれ以上ないくらい気のない返事をしてしまう。
おそらく、自分と桜では、見えている智久の姿が違うのだろう。
神経質で、嫌味な感じの美形に見えるんだが。



