禁断のプロポーズ

 少し、気になっていることがある。

 今、思っていることが真実なら、すべての原因は自分ではないのか。

 ならば、自分は幸せになっていいような人間ではない。

「未咲」
 唇を離した夏目が言う。

「お前は、もしかしたら……」

 いや、なんでもない、と言い、夏目はもう一度、口づけてきた。

 例え、真実が何処にあろうと、もうなにも考えたくない、

 明日、どうなろうと構わないから、今、夏目さんと居たい。

 そう思っていた。