「お前の日記になにか意味があるのか」
「今まで、ない、と思っていたんですが、あるのかもしれません。
と、昨日気づきました」
「昨日?」
「このマンションの部屋は、私はあまり入ったことがなかったんですけど。
昨日、そこのベランダから夜景を見てて思ったんですよ」
「なんて?」
「いい眺めだなあって」
それで? と窓辺に行った未咲を見る。
「ちょっと外に出ようとして、椅子に足を引っ掛けて素っ転びました」
「……なるほど」
「で、これを拾ったんです」
と未咲はポケットから、緑色の石のついたイヤリングを出してきた。
「隣の部屋との境に間仕切りがあるじゃないですか。
少し下が空いてますよね。
間仕切りとお隣さんちの灯油缶の収納ボックスの間に落ちてたんですよ」
「ま、そんなところなら、俺でも見過ごすかもしれないと思ったわけだな。
だが、違う。
それは、お前が夏目の家から見つけたやつだ」
「そうですか?」
「今まで、ない、と思っていたんですが、あるのかもしれません。
と、昨日気づきました」
「昨日?」
「このマンションの部屋は、私はあまり入ったことがなかったんですけど。
昨日、そこのベランダから夜景を見てて思ったんですよ」
「なんて?」
「いい眺めだなあって」
それで? と窓辺に行った未咲を見る。
「ちょっと外に出ようとして、椅子に足を引っ掛けて素っ転びました」
「……なるほど」
「で、これを拾ったんです」
と未咲はポケットから、緑色の石のついたイヤリングを出してきた。
「隣の部屋との境に間仕切りがあるじゃないですか。
少し下が空いてますよね。
間仕切りとお隣さんちの灯油缶の収納ボックスの間に落ちてたんですよ」
「ま、そんなところなら、俺でも見過ごすかもしれないと思ったわけだな。
だが、違う。
それは、お前が夏目の家から見つけたやつだ」
「そうですか?」



