禁断のプロポーズ

 じゃあね、と克己が去ったあとで、案の定、灰原がやってきた。

「志貴島未咲」

「はい、なんでしょう」

「水沢さん、あんたんち来るの?」

「い、いえ。
 うちではなくて、課長の家に。

 意外に仲良しなんです、あの二人」
と言うと、灰原は未咲の手をとり、

「今度、私も呼んで」
と言い出す。

「りょ、了解です」

 夏目がいいと言えば、全然構わないのだが。

 ただ、そのとき、克己は、梅本も連れてくるだろうなあ、と思っていた。