禁断のプロポーズ

「今、手許にないのは本当なんです。
 近いうちに用意してきます」

「何処にあるんだ」

「家です」

「誰も居ない家に置いておいて大丈夫なのか」

「まあ、たぶん……」
と答えた。

「えーと。
 片付けて、お風呂入れますね」

 そう早口に言い、そそくさと茶碗を手に、台所に立った。