あれから僕は眠りこけていたようで、気がつくと時計は15時を過ぎたところを指していた。


さすがに寝すぎたな、と思って体を起こす。傍には「起きたら飲みなさい」と書かれた置き手紙と、ペットボトルと薬が置いてあった。



アマネさんだろうか。この薬は、なんだろう。

誰が置いていったかわからない。一応カギはかけていくと言っていたけれど…誰か悪い人が置いていったものだったらどうしようか。


結局、なんの薬かわからないものを飲む気にはなれなくて水道水を口にした。










体が重い。ギシギシと痛む体を動かして僕はまたベッドに横になった。





このまま、僕は不登校というやつになるんだろうか。


学校への執着はある。ただまあ、死んでもいいかな、とも思ってしまう。


僕の死を悲しんでくれる人など、いるのだろうか。







そこまで考えると、さっさと父と母のところへ行ってしまいたくなった。



学校へ行くことが、二人の望みだったからこうしていつまでも学校に執着しているけれど、僕が諦めたところでそれを咎める人はもういないのだ。