目を見開いたまま固まる昴。


すごい間抜け面だ。



こんな状況で笑う私はおかしい?




遠くから救急車のサイレンの音が聴こえてくる。





だんだん近づくそれに比例するように瞼が重くなる。






好きな人の腕の中で死ぬのも悪くないかな。



なんて。











私は眠気に逆らえず瞼を閉じた。