「なにあの子」 昴くんの知り合い?。と、聞く女の人に昴は、 「あ、…えっと、あの子がその…」 どもりながら女の人の方を向く。 「えっ⁉︎ あの子が例の子?」 そう言って女の人が昴の肩に手をおいた。 それが引き金だった。 気づいたら走っていた。 後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 けど、それは私の気のせいだろう。 だって昴はあの女の人と親密そうだった。 きっと付き合ってるんだろう。 彼女を放置して、“ちんちくりん”な私を追いかけてくるはずがない。