あーぁー。 一人で花火なんて見る予定じゃなかったんだけどな。 苦笑いを零して花火を見る。 本当は今頃昴と買ったカキ氷やたこ焼き食べてるハズだったんだけどな…。 ずっと立ちっぱなしで足が疲れてきたな。 「…昴遅すぎだよ」 もしかしたら昴は約束自体忘れてるかもしれない。 それでも、かすかな希望を胸に抱きながら待つ私は滑稽ですか?