「よし。完璧」 鏡の中の自分を見て、うんうん頷く。 部屋の隅にある鞄を片手に自室を出て、一階に行く。 「お母さん見て見て!」 私の制服姿はどうだ! ムフフと笑いながら立っていれば、 「馬子にも衣装だな」 と、失礼極まりない声が。