「お助け倶楽部?」

「そ。それが部の名前。俺はそこの部長をしている。これからよろしくな」

差し出された右手を思わず握りそうになり、あわてて引っこめた。

「だから、なんで私がその『お助け倶楽部』に入らなきゃならないんですかっ」

「え?」

驚いたような顔をして涼。


本当にびっくりしているみたい。


「未希さ、おばあさんから聞いてないの?」

「おばあさん……うちのおばあちゃん知ってるの?」


今度は私が驚く番だった。