玲音の理解力には ほとほと 呆れる。
私はムッとしながら 自宅近くにあるコンビニまできた。
よし、こういう時は… リポピン様に元気にしてもらおう!
リポピン、つまり栄養ドリンクである。
で、あとは~ 辛いものにしよっ
甘いのはお昼に食べたしね…
私は思い出してしまった 葵との甘い時間を過ごした昼休みの事。
葵… 会いたいよ。
いつの間にか帰っちゃってさ、寂しいよ…
やっぱり、リポピンだけにしよ。
買い物した私はリポピン片手に自宅アパートに着いた。
鍵を開けて部屋に入り 窓を開ける。
は~ 私の憩いの部屋… ただいま~…
ベットにそのまま寝転がると ジタバタしてみる。
仰向けになり ウネウネ動いてみる。
私って… 寂しい奴ね。
「 んもうーっ!!」
ちょっと叫んでみたが、シンっとなる部屋に むなしさを感じてしまった。
おばぁちゃん家の夕飯、今日はなんだろ…
電話して買い物あったら着いてい行こうかなぁ
そう思った私はピンクと紺のチェックシャツにデニム短パンを履いて 電話をかけようとした。
「 おばぁちゃんの番… っ!!ひゃああっ」
静かな部屋に響いた携帯の着信音に 驚きすぎた。
「 あ… やだ、葵だ~ ……はい、葵?」
ビビった、マジで。
心臓がバクバクしてるし。
『 椿、また おばぁちゃんとこ行くんだろ?俺もいいか?椿と一緒にいられるし…』
葵~ 葵の声だぁ
「 もちろんだよ!平日は 一緒においでって言ってたんだから 行こうよ!私も、一緒がいいし 」
『 あ~ だったら 今 こっち来れば?』
待ってたお誘いありがとう!
「 行く!」
私は電話を切り 姿鏡で髪を整えて お隣へと行った。

