お隣さんと内緒の恋話


葵を好きだと自覚しキスを交わした私。

おばぁちゃん宅で夕食を食べながらニヤついたりしていた。


「 ごちそうさまでした!おばぁちゃんの煮物最高!」

「 そう、良かったね。椿も料理覚えなさい、じゃないと嫁にいけないよ?」


嫁に?


「 まだ早いよ~ まだ大丈夫 」


嫁なんてまだまだ… っは!!

ちょっと待って、私!嫁にってことはだよ、つまり、葵のお嫁さんだったりするかもよ!?


「 椿、好きな男はいるの?」


好きな男はって… おばぁちゃん、言い方がちょっと、ドキッとするじゃん。


「 好きな人は~ いるよ?聞かないでよ~ まだ内緒!」

「 内緒ね 」

「 うん、内緒~ じゃ、おばぁちゃん また明日の夜ね?ありがと 」


私は食器を流しの桶に片付け 自宅である部屋に戻った。


ふう… 葵たちは ご飯食べてるかな?

明日 また学校で会うんだよね…

彼氏かぁ、葵が私の彼氏…

嬉しすぎるーっ!

柚奈には明日話そう。

ビックリするんだろうなぁ…

楽しみ!


隣に住む葵を気にしながら気分はルンルンで早めの10時に消灯した。