お隣さんと内緒の恋話

葵を見つめていると、香伊羅の携帯にメールが来て それを見た香伊羅が急用で帰ると言い出した。


「 香伊羅、またね 」

「 椿、柚奈、上山くん またね。市橋くん ありがとね 」



そう言って先に帰って行った香伊羅。

圭都のコーラを頼むと、甘いものが食べたいと柚奈がいい、フルーツ盛りパンケーキを頼んだ。


「 疲れた時は 甘いものだね!」

「 私も食べたよ~」


たわいない会話、そんな中で外は雪が本格的に降ってきた。


「 葵、雪がすごい… 」

「 帰りにくいな 」

「 加寿兄呼ぶか?」


なっ!? 圭都くん よりによって柚奈の前で加寿也さんの名前出すとは…


顔色が変わる柚奈はそれを否定し、雪が落ち着くのを待とうと言う。


「 圭都くんは 加寿也さんと知り合いなの?」

「 まぁ そうだな。姉貴を教えた雅先生の友達だからな、それに近所だし 」


近所? そうなんだ…

雅くんが教えてたのが お姉さんねぇ…

可愛かったか、逆に雅くんを好きだったか?


「 圭都くんは 彼女いないの?」


柚奈? なに聞くのよ…


「 いないけど、今はいらないな 」


あ、いらないんだ。


圭都が彼女をいらないと言ったことで そのまま会話が終わるはずだった。


「 少林寺もやってて、彼女いらないの?誰かを守りたいって ないの?」

「 は? ないよ 」

「 柚奈、どうしたの?」


なんか 突っかかってない?


「 彼女なんかいても めんどうだろ、あんたみたいに いちいち聞いてくる… 束縛なんか ごめんだね 」


束縛… 思うとこあって、私は柚奈をみた。