お隣さんと内緒の恋話


香伊羅と柚奈は圭都に連れられ道路を渡る。


「 ねぇ… ねぇ!なんで あんたがいるの?さっき アイツに何したの?」

「 さぁね、たまたま 」

「 柚奈、知り合いなの?」

「 私じゃなくて、椿の知り合い 」


よくわからない香伊羅は ただ 着いて行くだけ。

ファミレスに入ると 圭都は椿を探してみる。

柚奈も香伊羅も椿を探す。


「 あ!椿っ 」


香伊羅が先に見つけ、3人は椿のいる席に行く。


「 椿~!!」

「 柚奈、香伊羅… 圭都くんも!やだ、どうしたの~ 」

「 どうしたのじゃねぇだろ、連れてきてやったんだからな、貸しだぞ!」



出た… 貸しって やめてほしいわ。


私の隣に柚奈と香伊羅が座り、葵の横には圭都が座る。


「 久しぶりだな、葵 」

「 そうかもな 」


雅くん繋がりで知り合いなのはわかるけど、二人にそこまで接点があるとは思えないなぁ



「 椿、彼が助けてくれたの。で、紹介してよ、どういう知り合い?」


ん~ どういうって、知り合いってほどじゃないんだけど…


「 彼はね、市橋 圭都くん。ちなみに立木先生の甥っ子ね。で、上山先生が昔 家庭教師してた教え子の弟なんだって、葵も知ってみたいだけど…」


私は何気に葵を見て言った。

何となくわかった香伊羅が葵にも聞く。



「 上山くんと市橋くんは それで知り合い?」

「 俺は 葵と同じ少林寺やってたんだ、だから知ってるよ。椿ちゃん、俺コーラ頼んで 」


なんで私が… ま、いいけどさ。

それにしても…



「 葵、少林寺 習ってたの?初耳なんだけど 」


胴着姿 見たいじゃん、絶対にカッコいい!


「 昔の事だから… 」


視線を下にして言う葵が どことなく 悲しそうに見えた。