お隣さんと内緒の恋話


私と葵には予感があった。

甘い気分にも引き際が肝心だと。

離れていく唇、見計らったようにドアをノックする雅。


ほら、きた。

おじゃま虫の雅くん。


「 何?」


部屋を開けた葵が聞くと、私をチラリと見て 葵に話す。


「 ちょっと寝るから 出かかける時は鍵な 」

「 わかってるよ 」


私と葵に念押し?


「 雅は出かけんなよ?それに、女は禁止だからな!」


出た、厳しい葵。

こういう葵も好きだな~



時間はすでに3時。


携帯がメール着信を知らせ見てみると、柚奈からだった。

私服の3人はそれぞれ可愛くしていて 自撮り写メも送ってくれた。


「 葵、見て!柚奈たち今からだって 」

「 合コンか。行きたかった?」


まさかっ!!


「 まったくないよ。だから未英が行ったんだよ~」

「 相手は何人だ?」


ん?何人… それ聞いてないなぁ


「 何にも聞いてないけど… 大丈夫かな?」


そういえば 相手も知らないなぁ、ちょっと気になるけど…

私は心配になり香伊羅に電話をかけて聞くことにした。

香伊羅の話によれば、相手は4人で 香伊羅の友達が一人加わるため 計8人。

場所も聞いて、なるべくメールや写メをと言っておいた。

そんなことを言わなくてもと思ったが、柚奈は加寿也を諦めたばかりで気持ちが浮いている。

外に出ようと言う葵に私も出るが、私の携帯が鳴った。


あ…


「 誰? 」

「 圭都くんからメール… 」