葵、雅宅にいる私と柚奈、加寿也。

柚奈は加寿也が送ることになり、柚奈は親に連絡を入れた。

ご満悦な柚奈に私はため息ひとつ。

加寿也がテレビを付け、退屈だと言いながらビデオ屋に行くと言い出した。

柚奈は当然行きたがったが、加寿也は くしゃみをしている柚奈を連れては行かず、私が助手席に座っていた。



「 椿ちゃん、雪だ 」

「 えっ、どこ! あ、ほんとだ~」



雪だぁ どうりで寒いはず。


「 なぁ 椿ちゃん、柚奈だけど…」


ん? 気になるの?


「 はい…」

「 俺が好きだったりするか?」


なっ、なんでわかるの!?

柚奈 顔にも態度にも出てるからかな… バレバレ。


「 椿ちゃんだから話せるけど、聖奈とは別れたけど 連絡は取り合ってる 」



聖奈さんと…

そうだよね、別れたのは嫌いとかそんな理由じゃないもんね… そうするしかなかったんだと思う。



「 聖奈さん、元気ですか?」

「 まぁ たぶんな、会ってないから。連絡つってもメールだしな 」


加寿也さん、今も好きかな…



「 会いたいですか?聖奈さんに 」

「 今は別に 」



じゃあ 柚奈は?って聞いたら答えてくれるかなぁ

でも聞いちゃダメな感じする。



「 雅くんは 聖奈さんと連絡取ってるかな?」

「 ないよ、雅は。聖奈が雅に連絡することは もう ないだろ 」



そうなんだ…


「 雅くん、モテモテだけど前からですか?」

「 だな。でも聖奈だけだった 」


それは 加寿也さんもでしょ…

そんなに深い関係って切っても切れないんじゃないかな…

それなら柚奈はどうなるの?