お隣さんと内緒の恋話


ベッドにそっと入り毛布にくるまると なんだかふんわりした気持ちになりすぐに眠りに落ちた。

翌朝、目覚めて ぼんやりする視界の中で携帯を探して時間を見る。


ん… 何時… 眠い~ もう少しだけ~…

そう思うも携帯と軽くにらめっこすること数秒。


「 あ… 9時~ はぁ… 」


起きなきゃダメなんだけど、体が寝てる…


枕に顔を埋めると、一瞬、チカッと光った物を感じて携帯を見ていると 着信を知らせる点滅ランプ。


メール… なんだ、柚奈じゃん。

まだ話したりないとか?

あ、私を質問攻めにするつもりとか?



「 は~ 返事しなきゃ… 11時にコンビニ待ち合わせで、と 」


柚奈には このアパートの事 話さないとね。

起きて 朝シャワーに入ると、寒さから 白地セーターに背中には下から編み目にリボンが組み込んである。

紺色濃いめ千鳥格子スキニーズボンを履く。

まぁ、背中が可愛いから シンプルに合格だな。

柚奈との待ち合わせに行く前に 葵にメールをして出かけた。

外に出ると まだ加寿也の車があった。



男3人… 加寿也さん移らないかな?

柚奈に話したら心配したりして…



私は気にしながらも待ち合わせのコンビニに向かった。


お腹すいたぁ~


10分前に着いた私は まだ柚奈が来てない事でコンビニに入りサンドイッチを見ていた。


美味しそう!おにぎりもいいな~

バーガーは太るし~ やっぱサンドイッチ。


「 椿~ おはよ!なに、サンドイッチ?」

「 おはよ!朝食べてなくてさぁ お腹すいた 」

「 私もまだなんだ、ファミレスで朝カフェしようよ~」

「 それいいね!行こ 行こ 」



コンビニを出て ふと思った。

柚奈、ファミレスでゆっくりさせといて話聞くつもりだな…